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 ★こちょうらんの基礎知識    愛興洋蘭園さんより

 原産地 

  胡蝶蘭・ファレノプシスは東南アジア、台湾、オーストラリアなどの亜熱帯地方が原産地です。          

  高温多湿のジャングルや川辺の樹木に着生しています。400種ほどの原種がありますが、

  店頭 に出回っている商品は農家などで出荷用に品種改良したものがほとんどです。


 ジャングル  

 苗は、ジャングルの気温、室温を再現した温室で育てられています。初めは全長1センチほどの

 苗を水苔を入れた小さな素焼き鉢に植え込みます。土の代わりに使われているのは水はけがよ

 く、程よく保湿するために使われる天然の水苔。胡蝶蘭が着生する樹木のくぼみなどを再現して

 います。根腐れを防ぎながら胡蝶蘭の成長を助けます。夏も冬も25度前後に管理された温室

 で、紗(レース状のカーテン)で柔らげられた木漏れ日のような光をあび苗はすくすく育ちます。

 水苔の乾きや病気、根の張りなどスタッフの目に見守られながら約3年間、花が咲く日をじっとま

 ちます。


 開花  

 胡蝶蘭が花芽を出すのは、涼しい季節。葉が大きくなり、根もがっちりと張ってきた株は、

 約20度の温度に管理された温室「開花室」に移動させます。夏は温室の中でクーラーを使って

 ます。(胡蝶蘭の大移動は力仕事。スタッフみんなで滝のような汗を流しながら運びます)胡蝶蘭

 たちは私たちの苦労を知ってか知らずか、「おっ涼しいぞ」と感じると、茎をすっと伸ばします。

 茎が伸びると下のほうから順につぼみが膨らみ、花が咲き出します。

 花にシミが付かないよう巨大な除湿機が活躍します。


 ヒミツ

 さて、どんな胡蝶蘭が「良い胡蝶蘭」なのでしょうか?花が大きく、背が高いものが見栄えもよく、

 高く取引されています。ただ、その花の大きさと高さを支えているのは、「葉」と「根」です。

 胡蝶蘭は多年草ですが、短い期間で育てられても花は咲きます。ただ、水やりを抑制し、

 ゆっくり育てれば育てるほど「葉」や「根」がしっかりしてくるのです。大きくて厚みのある葉には

 栄養と水分がいっぱいつまっています。びっしりと張った根は空気中から水分を吸収します。

 こんな胡蝶蘭からは太い花芽が伸びて、大きな花が咲きます。

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